そのうち日記

ありきたりなことを書く

県南の話【雛とピザ・丸森】

伊具郡丸森町の斎理屋敷に行ってきました。

つるし雛が見たくて見たくて。

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鶴岡地方でもつるし雛の展示があるみたいで、機会があれば行ってみたいです。

 

県南地域、山元町から角田市、そして丸森町へ。

丸森町は確かイノシシがいる最北端と聞いていましたが、今調べたら栗原地域でも見られるようですね。

丸森町出身の方がうりぼーが可愛いんだよ!(((o(*゚▽゚*)o)))と言ってたのを覚えています。

 

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江戸時代後期から昭和初期にかけて、呉服・太物の商売に始まり味噌・醤油の醸造、縫製業など幅広い事業を展開し、七代にわたり栄えた豪商、齋藤理助氏。
その屋敷および収蔵品すべてを町が寄贈を受け、「蔵の郷土館」として開放したのが齋理屋敷です。
当時の衣類や美術品などが展示されている7の蔵(1棟非公開)と2つの邸宅。
2010年には、蔵や石風呂などの6つの建築物・工作物合わせて12の建造物が国の登録有形文化財に登録されました。

引用:蔵の郷土館齋理屋敷 – まるもり – 丸森町観光案内所

 

ほうほう。佇まいから立派な屋敷なのがよく伝わってきますよ。

入館料を払い、早速中へ。

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入ったすぐ左手に石風呂がありました。

花崗岩を使ったものです。

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結構深いです。

昔の家は、そもそも暮らしていた人たちが自分たちの生活のために改築することが多いので、昔のお風呂を見るのは珍しい気がします。

立派な作りですし、しっかり残したところに好感が持てます。

パンフには沸かしたお湯を風呂に入れて使っていたそうで、朝から準備が必要だったみたいです。

ボタンをピ!だけで風呂が沸く時代、何をするにも労力が必要だった先人たちへは無条件にリスペクトを…。

 

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中庭もしっかりあります。

右手の建物の中でつるし雛が飾られていました。

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入ったところに土間と囲炉裏。

今年の干支、戌のぬいぐるみがお出迎え。

可愛い!

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犬が徒党を組んでいます。

 

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左手側には早速お雛様。綺麗に飾られています。

右手には目玉木(めだまぎ)。

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というかコレって地域で呼び方が違うらしいです。

餅飾りとか呼ぶところもあるのかな?

養蚕やってるところだと繭玉飾りなのかな?

 

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座敷に上がるとつるし雛やさまざまなお雛様がいました。

そして、施設の方(地元のご年配の方)が座敷の真ん中の火鉢で暖まっていて、時々説明をしてくれました。

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着物が綺麗でした。

花嫁装束かな。

私の家にも古い写真があって、祖母の花嫁姿の写真がありました。

昔の田舎の家だったので、家の座敷で披露宴?お披露目会?をしたそうです。

冠婚葬祭が実家で済むって今では珍しいですね。

 

一番奥には大きな雛壇。

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よく見るとお雛様とお内裏様の座る位置が逆です。

西洋文化を取り入れる前は、向かって右側上座でした。

京都御所は南向きで、太陽が昇って一番最初に陽が当たることから向かって右側上座だったようです。

大正天皇が即位する際に、西洋式に天皇が向かって左、皇后が右に立たれたことから、関東では向かって左側にお内裏様、向かって右側にお雛様が座るようになりました。

関西圏や、地方・家によっては昔と同じ位置に設置する場合もあるそうです。(説明していただきました。)

このひな壇で一番目を引いたのが彼でした。

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スフィンクスみたい…とか言って笑ってましたが、普通に赤ちゃんです。ごめんなさい。

 

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こちらのお雛様。

お内裏様が酒瓶を、お雛様が盃を持っています。

説明してくださった方「これを作った女性がお酒好きなので、お雛様が注げって言ってんだよ

私「カカァ天下なんですね…笑」

ユーモア溢れる手作りのお雛様。

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流行ってるのでつけまつげをしてるそうです。

作った人のエピソードも交えた紹介にクスッとしました。

 

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こちらのお雛様、最初見たときは全員後ろを向いてるのかと思いましたが、丸い体系なのでそう見えただけでした。

こちらはほっき貝の貝殻に衣装などを重ねていって作ったそうです。

県南はほっき貝が名産ですが、資源保護のために9.5cm以上のものしかとらないそうです。

そ、そんなに大きくなるのかー!

よくよく見ると一人一人体系が違うのが個性的。

 

この座敷は上は吹き抜けになっていました。

上から見た図

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下の暖気を上に留まらせたりしてもともと養蚕で使われていたのかな?

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古い家は必ず神棚がありますね。

他にも庭には水神様などが鎮座していました。

 

ベランダに出られたので出ました。

鍵はあのくるくるやって抜くタイプの鍵です。

懐かしい。

中庭が見下ろせますが、街灯は御影石だそうです。

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他の蔵では昔の家族写真や、道具、鎧などが展示されています。

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POLAつよい。

子供が遊んでいた飛行機などが飾ってある蔵も楽しかったです。

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奥にある新館では、今はひな祭りのお茶会が催されていて、お洒落な洋風の建物の中でお茶とお菓子を食べている人たちがいました。

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男性四人で来た学生さん?が一つのテーブルを囲ってズズズ…とお茶を飲んでいる姿はちょっと面白かったです。

街の昔の様子や、街の成り立ちや歴史を説明するスペースも興味深かったです。

通りの何軒めのあそこはこういう家だった、とかが詳細でした。

〜だったと思います。など、断定口調ではなくて記憶を辿ったような語り口調なのがツボでした。

 

斎理屋敷は昭和25年に住んでいた一族が仙台へ引っ越したので街へ寄贈したものだそうです。

七代目は昭和62年にこの世を去って、一族は途絶えたそうです。

街の人たちの記憶や言い伝えを元にしたエピソードが面白く、蔵に納めてあったものが再び日の目を浴びることになり、街の人たちの大切なもの、誇りなのではと思います。

 

ジェラート屋に行こうと思ってましたが、腹が減ったのでご飯を食べに行きました。

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斎理屋敷の横がジェラート屋。

さよならジェラート

 

阿武隈川沿いにあるカフェkawa cafe

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阿武隈川の土手の下、阿武隈急行の線路のそばにあります。

角田市の民家でレストランを営んでいる方の系列店なんだとか。クリームチーズが有名です。

 

玄関が民家!ガラガラ…と戸を引いて入ります。

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店内はかなりポップ。靴を脱いで上がるところと、土足のまま座れるところがあります。

私たちは土足のまま座る席に座りましたが、足元で「ギギギ…」と音が。中沢啓治か!はだしじゃないわ

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びっくりして見ると、足踏みミシンのテーブルだったらしく、ペダルに足を乗せると音がするようでした。

 

メニューを掲げた黒板に書いてあるメニューがかなり面白い名前でした。

是非行って確かめてみてください。

丸森産の鶏や近隣の食材を使ったメニューがたくさんあります。

マルモリータ(ピザ)と阿武隈カレーを注文。

 

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ピザのビジュアルがオシャレ!お花畑や〜

そして肝心の鶏肉(丸森産)がふわふわしてて美味しい!

これは親子丼案件でしょう。

花も、想像をいい意味で裏切って味の邪魔をしません。

ピザの生地がカリカリしていて珍しいなと思いました。

ピンクペッパーの香りが感じられて美味しかったです。

 

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阿武隈カレーは最近出たメニューだそうです。

ビジュアルが楽しい!

店員さんが説明してくださったのですが、サラダが山、カレーが阿武隈川、卵が舟下りの船、長いご飯が土手、四つ並んだご飯が高架、ごぼうが線路、二つ並んだポテトが列車で「ABUQ」(阿武隈急行の愛称)の文字が書いてあります。

お店だとわかるのですが「土手が決壊した!」とか地形と反映させて食べられるので楽しかったです(冗談じゃない…!)

カレー自体もスパイスが効いてて「これなんの味なんだろ?美味しい!」と言いながら食べました。

 

このお店ではライブなども行なっているようです。

そして舟下りのお供にピザを頼めるそうです。

コーヒーのメニューに猫神さま、ピザやカレーの上に猫の形の薄切りジャガイモが乗ってるのですが、猫ゆかりのなにかがあるのでしょうか。

斎理屋敷も普段は猫の置物があるそうです。

そこらへんは次行った時に聞けたらな〜と思います。

 

阿武隈急行も是非乗ってみたいですし、丸森から福島までの川沿いの道も気になります。

足を運べば楽しいものが見つかる宮城県南地域はもっと行きたいです。

海岸の話【ギザギザとまっすぐの境目・七ヶ浜】

今日は気持ちよく晴れました。

そんなわけで沿岸地域をドライブ!

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まずは野蒜(冒頭地図の右上の○)

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元々家あったんですけど今はないとこです。

私は牡鹿半島周辺出身なのですが、磯とか岩とか崖はだいたい黒いです。

そこからほんの30〜40km移動するだけで、こんなに色違うのが不思議。

さらに気仙沼より上ら辺からはまた岩壁が白くなったり(その境目が見えるところがありました。碁石海岸か?)

地層がうんにゃらかんにゃらぺんぺんぺんみたいな話だと思うんですが、頭良くなって説明できるようになったら説明します。

 

このまま宮戸島(冒頭地図の○〜A)

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岩壁が白く、山の緑と海の青が映えます。

ここらへんは海苔とかが名産ですね。

湾内は浅いので、海底も濃かったり薄かったり、黒っぽかったり水色っぽかったり多様です。

宮戸島は月浜・大浜など綺麗な砂浜があります。

大浜

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月浜

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小さな浜で波も穏やかなので、子供連れの方の海水浴にはもってこいかと思います。

 

道路もなんかのんびり走れて好きです。

ここは松島を一望できる大高森があります。

ヒールの靴でも頑張れば15分くらいで登れたので安心してください。

松島側

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牡鹿半島

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こないだ行ったル・ニ・リロンデールの系列店が宮戸島にあるみたいです。

喫茶の話【ル・ニ・リロンデール】 - そのうち日記

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よく通るけど気になってた「あおみな」って施設にあるみたいですね。

宮戸島への道は一本で、すごくわかりやすいところにあります。

これは行きたい!

よく考えたら宮戸島は、島は島でも車で行ける島なんですよね。

小さな橋一つで川を渡ったな〜と思ったら海を超えてるってことか…。

 

宮戸島を抜けて奥松島パークライン(冒頭地図のA〜Bの間)をゆるゆると走ります。

松島のあたりはいいでしょう。

誰かが書いてんじゃないかな(丸投げ)

塩釜は大好き!ですが今回は通るだけ。

そして多賀城へ入る前に七ヶ浜へ。

 

七ヶ浜に来た目的は、ズバリカフェです。

友達から「海が見えるカフェがある」と聞いたので早速来たのです。

結構、七ヶ浜に来ますが「工場夜景」「高台から見える海」目的なのでゆっくり飲食は初めてです。

ちなみに高台から見える海ポイントは塩釜方面から県道58号線を進むと見えます。

ここらへんのお宅が羨ましいです。

ああいうところに住みたいな〜!

塩釜とか七ヶ浜は個人的に魅力的です。

というか七ヶ浜は仙台へのアクセス(車で40分・電車はありませんが多賀城駅までのバスがあります)や、展望やマリンスポーツの点など魅力が多いので移住者が多そう?多くなる?気がします。

 

Shichi no Cafe&Pizza(冒頭地図のB)

SHICHI NO RESORT | シチノリゾート | 七ヶ浜町

昨年12月にオープンしたばかりのカフェ。

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平日だったので、海側に座れました!

七ヶ浜の由来、七つの浜を説明するマグカップ。

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このカフェがあるのはピョンと飛び出た花渕浜の松島側。

 

ベーコンときのこの醤油バターのパスタを食べましたが、ソースが香ばしかったです。

おそらく生麺なのでモチモチで、かなり美味しかったです!

写真は撮る前に食べちゃったのでありません(食いしん坊か)

次はウニクリームパスタだな〜!

 

帰りにピザをテイクアウトで買いました(パスタ以外テイクアウトできると言っていたような)。名前が面白かったです。

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秋から冬のことはもう少ししてから考えようね…。

何月が好きですか?私はオメデテーナです。

3月のピザも、ふきのとうの苦みと貝の旨味があって美味しかったです(写真はありません。食いしん坊なので)

ちゃんと石窯で焼いてるようでした。

夜までやってるみたいなのでお酒もあります。

 

カウンターで注文してから席について、お皿は自分で下げるスタイル。

個人経営のお店や少し狭目のお店は一人で行くと結構すぐ席を立つのですが、ここは広めでコンセントが鬼のようにあるので、ゆっくりPCカタカタやったりできます。

海沿いを展望するカウンター席、テーブル席、出入り口付近のカウンターと二人席。

結構な人数入れると思います。

割とドライな感じ(気兼ねしないっていう良い意味)です。

椅子がグニャングニャンするので「やっぱり食い過ぎか」と思ったのですが、ハンモックチェア?ゆらゆらする椅子です。

春日並みにはしゃがなければそうそう壊れることはなさそうで、かなり座りやすかったです。

 

席からの展望。

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こちらのお店が面するのは松島側です。

遠くに我が牡鹿半島

リアス地形のため幾重にも重なるギザギザした海岸線です。

風が強い日だったので、目の前でウミネコが風に乗ってゆらゆらしてました。

店員さんはおそらく地元の方で、「見慣れてるはずなのに、席に座った人たちのシルエット越しの海が本当に綺麗なんですよ!」とおっしゃってました。

確かに注文カウンターから見ると、席にいるお客さんたちが逆光っぽく影になって、バックは海で…絵はがきみたいでした。

よく考えたら、想い想いに座って寛いで変顔してても見方によっては絵になるって凄いです。

是非お店でその景色を見てみてください。

 

結構地元の方も来るみたいです。

混んでなければ読書して長居して差し支えない感じなので地元にあったら通いたいですね。

地元は石巻なんですよ〜と言ったら「じゃあ同じ海の人ですね」と言っていただいてニヤッとしました。

どこをとっても絵になるお店でした。

 

烏滸がましいですけど「七ヶ浜だと夜に飲みに来るとなるとバスかぁ?ワーゲンのサーフワゴンとか映えそうだな〜盛り上がれ〜」とか帰りながら考えてました。

店出てから知ったんですけど、ホテル併設のリゾートみたいな感じらしいです。

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左の鶴がカフェ、右の鶴がホテル。

釣りやヨット、マリンスポーツが好きな人は素泊まりのホテルも活用すると思う存分楽しめそうです。

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目の前にありますしね。

夜はカフェでお酒飲めますし…テラス席もあるみたいでしたし…夏とか最高だろうなー!

こんなに海が目前で大丈夫か?!と思われるでしょうが、ちゃんと三階の高さに避難場所があり、いつでも登れます。

上からの風景

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七ヶ浜の知り合いの印象にかなり左右されてますが、七ヶ浜はカメラ!バイク!海!オシャレ!ゆったり!って感じです。

例えるなら湘南?(行ったことない)

高台の住宅街の、海沿い特有の町並みの安心感もかなりあります。

しかし、若い人たちやこれからできていく街にもかなり期待してます。

その一方で前はどんな町だったんだろう?って後悔もあり。

 

こういうのインスタとか口コミで広げられれば良いんですけど、私はネット上でもコミュ障なのでブログで…。

お店の方に、念のため掲載の許可をいただく時などは、有名ブロガーでも何でもないので申し訳ないです(泣)

しかも一つ前の記事なんて秘宝館だぜ?ワイルドだろぉ?

聞くのやめたほうがいいのか…?

しかし、お店もそういうコンテンツには前向きなようで、下の画像のような企画を行なっていました。

裏面にクエストの手本写真載ってましたので、訪れた際は記念撮影がてら是非(誰目線だ)

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七ヶ浜の仙台湾寄りは海岸線はまっすぐ

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高い防波堤を駆け上がるとズバーッと太平洋!(冒頭地図のBのちょっと下)

ピョンと飛び出てるおかげで、七ヶ浜は方向によって雰囲気が変わるのが面白いなぁと個人的に思いました。

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店の壁の七ヶ浜の地図。

 

疲れたら寝にくる仙台新港(冒頭地図のC)でボケーっとしてドライブ終了。

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夕暮れ時なので名古屋〜仙台〜苫小牧を結ぶフェリーの灯りがついていました。

海上の星空は最高なので機会があれば是非(今回こればっか言ってるな)

そして海ばっか撮ってるな。

 

 ※ここから雑記

最後に。時期的に。

震災の教訓とかなんやらいろいろ忘れちゃならないこともありますが、それとは別に、歩みを見せている部分ももちろんあります。

ちょいと前の病んだ記事はなんなのか。

同じ被害を受けた地域が頑張っているのを見るとこちらも元気が出ますし、応援したくなります。

あの時助けていただいた方々が、ひっさびさに来てくれた時に、楽しんでもらえたらいいなぁ。

悲しさ寂しさよりも、日常になったのか、海綺麗山綺麗ー!食べ物美味しい!やっぱり好きだなー!って楽しんでる時がほぼだからかもしれません。

ブログ始めた時は震災震災うるさく書きたくなかったけど…またこれから控えます。

前に愚痴ったの忘れて同じこと愚痴っててワロタ。

 

巡った全ての地区について。

私の地元や近隣は被災地とか言う所なので、ついつい、復興しようぜ!どうだ!ホレ!ホレ!って感じが強くなってるかもしれませんが、どこの地域もイーブンに見たいです。

どこもそうだと思いますが、なんもねぇなんもねぇテレビもねぇラジオもねぇとか言ってますが、育った人・住んでる人たちが大したことないし地味だけど好きなところはたくさんあると思います。

でも、それを伝えるのが難しいし、受け取る側の価値観も多種多様。

友人を連れてドライブに行った時に、お気に入りの夜景を見せてまわりましたが、やっぱり興味ないと言うか、物足りなさそうにしてて難しいなぁと思いました。

あんまり人住んでない街で育つと電気だけで感動すんだよ!(友人も田舎出身ですが理想が高いみたいです)

私は感動の沸点が低いんですけど、だからこそ書くこともたくさんできるわけで(映画とか小説でぜんぜん泣かないくせに)

なんにせよ、暇があれば色んなところに遊びに行って精一杯楽しむのが一番嬉しいだろうし、私も嬉しいです。

…やっぱイベントとか接客業とか向いてるのかなぁ〜

福島の話【歴史と蕎麦と性】

※下ネタが苦手な方は途中からご注意ください(注意喚起あり)

 

福島は大内宿に行ってまいりました。

大昔に来たことがあります。

その時は「ねぎそば」は「ねぎそば」でも刻んだ青ネギが山のように乗っているそばを食べました。

今回はリベンジも兼ねて正統派ねぎそばをいただいてきました。

 

福島県は横に長いので、阿武隈高地奥羽山脈を隔てて「浜通り中通り会津地方」の三箇所でかなり天候に差があります。

今回は会津地方へ行きましたがまだ雪がたくさんありました。

道路には残ってなかったので安心。

 

大内宿

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こんな感じのノスタルジーな家並みが道を挟み数百メートル続く地区。

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夏に行った時はここの水路で野菜が冷やされてました。

 

今回行ったのは入り口近くの有名なお店、みさわやさん。

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冬仕様な見た目。

中では囲炉裏端で川魚を焼いていたりします。

しかも出入り口付近は吹き抜けでした。

席は今の季節は炬燵。

襖を取り払った広い空間に10席近くのコタツが並んでいてなかなか珍しい光景。

この上がどうなってるのかとても気になりました。

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席につくと、あったかいお茶と、漬物、蒸したじゃが芋が出てきました。

じゃが芋がさつまいもみたいに甘くて美味しかったです。

 

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こちらがねぎそば(高遠そば)

このネギを箸代わりに麺をすすり、薬味代わりにネギをかじります。

蕎麦自体しっかりしてて美味しかったですが、ネギがちょっと辛かったです。

生のネギを丸かじりするのは初めてだったのですが、結構ザクザクと歯切れが良いことに驚きました。

 

通り沿いのお宅では、お土産や玉こんにゃく、焼き餅や焼きせんべいが売っているのですぐお腹いっぱいになります。

古い家に、昔話に出てきそうなおばあちゃんが座って店番してるのでタイムスリップしたような気分になります。

夏には水路で冷やしたラムネやトマト、きゅうりが売っていました。

大内宿観光協会

 

 

※ここから未成年進入禁止。ご注意ください。

性信仰玩具道六館

次に行ったのはここです。

郡山市の少し東側に滝桜で有名な三春町があります。

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画像引用:Find!三春 【みはる観光協会~福島県三春町】

高柴デコ屋敷は三春駒・三春人形などの展示や販売を行なっています。

デコ(木偶)とは人形のことで、要するに人形屋敷とのことです。

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福島は赤べこといい、可愛い民芸品が多いですね。

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中は真面目に民芸品が置いてあったり、作業してる人がいたり。

ゆっくり見る時間があればちゃんと見たかったです。

 

ここの裏の裏にね、あるんですよ。

スーパーダブルエックスが。

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この標識に従って坂を登ります。

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ありました。

無人の券売機で400円でメダルを買い、中へ入る仕組みです。

配慮サンキュー!

 

 

中はこんな感じです。

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ひぇー!わかりやすい。

入り口入ってすぐには、四十八手ハンカチなどの自動販売機がありましたが、ほとんど売り切れでした。

書いてて気づきましたが、画像右上のテンの剥製も性的なのか…?

 

左右の棚には、性的なものをモチーフにした置物や、春画、トランプなどが置いてありました。

お決まりの「下から覗かないでください」、覗きますよね〜

安直に想像通りのものがある場合もあれば、更に細かい彫刻で男女の交わりの様子を彫ってあったりして、少し感心しました。

枝全てを男性器にされてしまった木とかがあり、彫りやすい形なんだろうな〜と思いました。

あと、男性器を模した木の彫刻にタバコがぶっ刺してありましたがなんなのか全くわかりませんでした。

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は?新手のいじめか? 

だれか知ってたら教えてください。

 

奥に行くと美女の模型があり、100円投入するとププッピドゥ!な感じに風がブォ〜と出てきます。

画像向かって左側の女の子が普通に可愛かったです。

そしていろんな毛の表現が割とリアルで驚きました。

 

室内中央には卑猥な椅子が置いてあるのでゆっくり休むこともできます。

ここではホテルのご休憩が全く休憩じゃない矛盾について少し考えました。

一人がけの椅子が二つあり、それぞれに男女のモチーフがデザインされているのが少し気に入りました。

 

上を見ると、往年のセクシー女優の写真や、マネキンが二人くんずほぐれつ。

マネキンの男がサンダルだけ履いていて少し面白かったです。

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狭いのですぐ見終わるのですが、誰か来たらどうしようとヒヤヒヤしました。

昔の人もエロ☆パワ〜を創作にぶつけていたんですね。

ジャンル別に綺麗に見やすく並べられていて良かったです。

 

帰りには近くの神社を見ました。

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ん?

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これは外に置くんかい。

 

てっぺんの神社には普通に木の板に真面目なお祈り?が書いてありました。

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「元気な子を授かりますように」

「嫁が欲しい」

「いとこができますように!なかよくなれたらいいな!!小学二年生」

いろんな願いがありますね。

サクラ咲ケ

 

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これは梅。

みんなの願いが無事叶いますように。

 

 

熱量で察してもらえると思いますが、今回は三春のエッチな館を目当てに行きました。

しかし時間がたりなかった感。ぐぬぬ

福島はほんと各市町村に見るものがあってなかなかまわりきれないです。また来たいな。

民俗学とか詳しくなりたいな〜

そしてほかの地方の秘宝館にも是非行ってみたいです。

登米の話【明治村とカフェ】

小学校の頃に、体験学習?遠足?で登米の教育資料館行くはずだったんですけど身内で不幸があって行けなかったんですよ。

実に10年以上越しに訪問してきました。

 

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だいたいこんな感じの地域。

ぼやけてるところあってすみません。

めちゃくちゃ面白そうじゃないですか?

キリシタン遺跡気になりますが今回は行ってません今度行くわ。

 

北上川沿いを車で走って、宮城の明治村登米へ。

お土産販売所とかもあって、その裏に停車。

登米市では「仙台麩」「はっと汁」が名物ということもあり、たくさん売ってました。

 

 

教育資料館

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これですこれです。

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ひゃ〜かっこいい。

これ、元小学校だったんです。

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立派な校門です。

入ったところに日時計がありました。

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何時かいまいちわかりませんが、だいたい午後です。 

 

ではでは校内へ。

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なんか「縁側」感がありますね。

これ子供達が走り回ったら、ガラスがグワァラゴワガキーンって鳴ると思います。

ガラスは昔のガラスなので、ヒビや厚みの差があるようです。

 

小学生の頃に来てたら登校って感じだったと思いますが、今は授業参観でもおかしくはない年齢です。

どんな気持ちで徘徊すりゃええんや…

とは言っても、それぞれの教室には「昔の生活用品」「登米町の歴史」などを紹介するパネルや展示などがあるので、ちょっと文化祭っぽくもあります。

 

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中田町、東和町、登米町津山町の四町で宮城北上連邦というタッグを組んでいるようです。

東和町、思ったより広くてびっくりしました。

地図見てても気づかなかったです。

市町村合併の弊害や!

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電車で立ってる人みたいな北上川を掴む河童ちゃんが可愛い。

 

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今回は時間の都合上行けなかった警察資料館。

かっくぃー!この目に焼き付けておきます。

 

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二階からの風景。

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スタンダードな教室。

いま小学生の机とか見るとめちゃくちゃ小さいですね。

膝上くらいの高さに机がありました。足引っ掛けて転びそう。

この教室には足踏み式オルガンと、この学校の校歌の楽譜や音楽の教科書などがあったので、校歌と君が代を弾いてきました。

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この教室で、給食を食べたりすることができるみたいです。

卒業したらもう給食食べらんないよねーとか思ってるあなた、朗報ですよ。 

班で机をくっつけるくっつけないだので喧嘩できますね。

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畳の教室があって、手芸や書道の教室みたいになってました。

授業中に畳にゴロンしちゃうだろうな。

 

廊下をうろついてたら

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ヒェッ…!?!??!

妙に生々しい校長室の再現です。ここがあの校長のルームね…。

鬼気迫る表情、Don't touch me…

なんか怖くて入れませんでした。

でもソファなどが華美だしちょび髭だし、お洒落な校長でした。

 

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小学校にバルコニーってお洒落ですよね〜

柱の上の部分にも細かな装飾が施されています。

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未成年の主張やりたい。

 

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昔は登米から佐沼などを経て瀬峰から築館へ繋がる仙北鉄道が走ってたみたいです。

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乗ってみたかったなぁ。

宮城の県北は広いのでなかなか鉄道だけでカバーしきれないです。

免許がない頃は気になって仕方なかったのですが、車がないと行けなくてぐぬぬだったんです。

くりはら田園鉄道、仙台鉄道、塩釜線、秋保電鉄など、廃線が気になって仕方ない。

気仙沼線も海沿いを走る鉄道なので乗れなかった後悔が…思い立ったら吉日ってしみじみ。

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駅構内の再現みたいです。

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この顔にピンときたら110番

 

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校庭に井戸があったり、予鈴の鐘があったり。

鳴らしてる人が居ましたが、「授業始まる!」じゃなくて「除夜の鐘」って感じでした。

 

中には昔の雑誌やレコードを展示している部屋も。

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光輝こんなん描いてたんか!

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ひばりちゃんのレコード。やっぱり美人。

 

他にも教科書などが展示されてましたが、漢文みたいな感じでまったく読めませんでした。

昔の小学生はあたまいいんだなぁ

 

ちなみにこの教育資料館は登米市の観光PRCMの撮影にも使われました。

ばーちゃんの殺陣もあってカッコいいです。

Go! Hatto 登米無双 - YouTube

 

 

教育資料館のスタッフの方に、春蘭亭という武家屋敷をお勧めしてもらったので見てきました。

なにやらとよえつが撮影で来たらしいです。

役所広司しか浮かばないけど行ってみました。

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行く途中の町並み。

普通に住民の方が住んでいるお宅でもちゃんと塀と門が構えてあって立派でした。

内陸の昔からのお宅は庭が広々してていいなぁ。

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春蘭亭

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普段はカフェもしてるみたいですがもう閉店後でした。

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まっすぐ行くとそのまま建物へ。こちらは表座敷に。

左側はこんな感じで小道が続いてます。

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裏座敷につながっていました。

中へ。

 

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こちらは表座敷。

ひな祭りが近かったので人形が飾ってありました。

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心霊みたいなのは私です。

 

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こちらは裏座敷。

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何か書いてあるのかわかりませんが、とよえつが来た痕跡はありました。

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ここらへんは警察資料館の他にも玄昌石の館など古い建物があったのでまた今度来たいです。

そしてはっと汁と仙台麩丼を…!

ちなみに登米市は、様々なはっと汁が振舞われるはっとフェスなるものがあります。

宮城まるごと探訪 - 宮城県の観光,イベント情報はこちら

これは去年のですが、これも行きたい!

 

 

腹が減ったので、近くのカフェへ行きました。

ちなみにこの日は桃生町くさかんむりcafeを目的に出かけたのですが、待ちの車のカップル率が高くて挫折し、登米市まで来たわけです。

 

 

CAFE・GATI

CAFE GATI - 田んぼの中にあるカフェ

ここは道路からだと少しわかりづらいところにあるので注意です。

裏が田んぼです。登米感強い!

 

ランチやってたのでキーマカレーを頂きました。

カレーの中にスパイス?が入っていて、噛むとオリエンタルな感じでなかなか個性的でした。

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コーヒーもいくつか種類があったので、コーヒー好きの方は楽しいと思います。

更に、豆の販売も行っていました。

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ティキンなので店内の写真は撮れませんでしたが、素敵な机やソファに加え、テラスや螺旋階段などがありました。

古いコーヒー入れる機械や、小物に至るまで拘ってるなぁ…という印象でした。

 

更に、ドラムセットやCDが置いてあるので店員さんに尋ねたところ、時々ライブを行うそうで。

テラス席にも出られるらしい!

更に、7月頃に近隣の登米高校にて、「山波」というライブ&食事が楽しめるイベントを行なっているそうです。

出演アーティストも個人的に知っている人が居たりしてこれは行かねば…と思いました。

仙台市以外だとクラブとかライブハウスはなかなか無いので、貴重な機会です。

もともとは違うカフェ目当てでしたが、棚ぼた的な良い情報が手に入れられて良かったです。

徘徊 is 正義

 

全国的に話題になる市区町村や大きな街以外でも、観光PRや面白いスポットに力を入れていたり、その地で根をはり独自のイベントを行う若い人たちがいるのがとても心強いなと思いました。

実際に自分で調べて足を運んでやっとわかることが多いですが、なんらかの形でもっと発信できたらなー!

喫茶の話【ル・ニ・リロンデール】

ひさびさに地元帰ってました〜

といってもやることがないので車駆り出して走る毎日です。

気になってた鳴瀬町のシャレオツなカフェへ。

駐車場は店の表にもありますが、裏手にもあります。

なんとなく川の方の畑の方でした(適当)

 

ル・ニ・リロンデール

ル・ニ・リロンデール - ホーム | Facebook

手作りパン、近隣の食材や小物などを扱ったカフェです。

そして何より美味しいし可愛いしお洒落!

もう同じ言葉の連呼しかできなくなるほどに(笑)

 

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キャラメルラテとランチプレート、スープです。

カップは山形県南陽市のものらしいです。

店内でも売ってましたが一つ一つ顔が違って可愛い〜。

 

おにぎりの上にあしらってある人参のツバメにご注目。

店内にもツバメのレイアウトがありますので探してみてください。

 

外食って味が濃くて大味なものが多いのですが、ちゃんと素材の味が感じられて美味しかったです。

「ちゃんとしたもの食べた〜」っていう満足感が強い。

あとプチトマトが甘くて!

素のままなんですけど、唸りました。

昔はトマト苦手だったんですけどね〜農家さんに直接伝えたい。

スープも生姜がちゃんと効いてて温まりました。

 

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升に入ったきなこのティラミス!(訂正しました恥)

野蒜の大豆!大豆の味がちゃんとします。

抹茶もたくさん振りかけてあります。

そこには黒蜜が染みたクッキーがありました。

口の中で美味しく混ざります(語彙!)

そして黒いプレート。写真では伝わりづらいのですが、雄勝産のスレート(玄昌石)です。

東京駅の屋根の素材と同じです。細かく目が入っていて独特の風合いがあります。

ポン!と置いてあってもカッコいいんです。

スレート造りの家は明治・大正ロマン〜って感じでかっこいいんですよ(これも別記事で書きます)

 

店内では手作りパンや雑貨の販売も行ってました。

パンを買って帰って車で食べましたが、温めなくてもモチモチ柔らかくて美味しかったです。

 

外装から店内、メニュー表、雑貨、店員さんたちの雰囲気に至るまで、徹底的に拘っているのがよくわかります。

トイレまで可愛くて、私の部屋より(以下略)

正直、田舎の地元周辺は時が止まった街並みと復興工事業者のプレハブや施設が沢山あるようなところなので、まさかここまでステキなカフェがあるとは思いませんでした。

 

雑居ビルやチェーン店の抜けた後のテナントに入ったカフェとは違い、外装から含めて味が出せているのは土地も空も広い場所ならではだと思います。

そういうカフェにもう一軒寄ったのでまた別記事で書きます。

最近の地元周辺は話題のチェーン店群の出店ピークですが、こういうお店こそ長く続いて欲しいですね。

古民家など残ったもの、前のものが無くなった更地、沢山あるので有効に使っていきたいですし使ってもらいたいです。

 

なんか地元のものが出てきてとても嬉しくなりました。

美味しいものいっぱいなところで育ったことが幸せであり、悩ましいところ(太る)であり…。

食材王国みやぎの名は伊達じゃねぇな!

 

感情でしか語ってない感想ですが、お許しください。

ここはまた絶対来るぞー!

拉麺の話【いぶし】

仙南にあるラーメン屋さん。

地方都市らしい大型チェーン店の宝箱、4号線から裏に行くとすぐあります。

今回は電車と徒歩で行ってきました。

車こわいよ〜

 

しかし仙台中心部はマンションやビルが立ち並んでますが、電車で10分前後かけて南仙台まで来ると田んぼのオンパレードです。

空も広いし仙台近郊は景色の極端さが面白いです。

4号線を丁寧に見てみると店舗の後ろに古き良き住宅地があったり、舗装されていない田んぼの用水路があったり。

バイパスにありがちなラブホ群の周辺で子供がキャッキャ言いながら自転車漕いでたりして、個人的にそういうギャップが面白かったです。 

いぶしはそんな大型店群と田んぼの境目に建ってます。

小さいのでなかなか見つけづらいかも。

 

いぶし味噌らーめん

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すこし縮れたストレートの麺はコシがとても強いです。

ぎゅむぎゅむって感じの噛みごこち。

製麺室があるようなので自家製麺だと思います。

スープは燻した魚節らしく、独特の香りがします。

そして油で蓋がしてあるのでアツアツのスープで舌を火傷

具は細切りのシナチク、細切りのチャーシューとキャベツにもやしにニラなどが入っています。

燻モノが好きな方には特におすすめ!気に入った!

 

そしてチャーシュー丼

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ゴロッとしたもの、少しゴロッとしたもの、ペラっとしたもので食感に差があります。

味はすこし付いていて、トロトロというよりもしっかり目の硬さ。

キャベツが下に敷いてありました。

しかし器がすり鉢状に細くなるのでご飯は少なめ。

こ、これは高くないかい…?

焼豚系の中華そばと味噌らーめんがあったので、それにプラスして小ライスやチャーハンの方が良かったかな。

 

常連さんが居たので何を頼むのか見てましたが、中華そばつけ麺などが人気のようでした。

そして餃子やチャーハンなどもあったので次は食べてみたいです。

この出汁で中華そば…絶対美味しいと思います!

 

お店に入ると、まず並んで座って待つ人用のガラス張りの謎スペースがあり、もう一つドアを開けると店内です。

外から見ると人間のウィンドウショッピングみたいな感じなんですかね。面白いです。

店内もひょうたんの照明や、唐辛子干してる小物とかがあって見てて楽しいです。

そして写真でわかる通り、カウンターがタイル張り。お風呂思い出します。

そしてカウンターの高さが私にはジャストなのです。

 

店員さんの元気が良かったです。

駐車場は店舗前に4台くらい。普段は混むんだろうなぁ…。

店内はカウンター4席に四人がけテーブル席が2つ、二人がけテーブル席が1つ、そして4人がけお座敷席が二つ。

子供づれの方々も結構いらっしゃいました(メニューに子供向けがあったかは失念)

ラーメン屋さんが国道沿いにひしめいている地区ではありますが、近くを通ったらまた来たいです。

 

いぶし
〒981-1222 宮城県名取市上余田千刈田548−1
022-290-5370
https://goo.gl/maps/hj4JxaaC8ht

美味の話【いちごと魚】

試験後の気分転換に友達と亘理の山元町にいちご狩りに行ってきました。

 

山形へさくらんぼ狩りはよく行っていましたが、いちごは初めてです。

未知の県南地方は県北と同じでざっと分けて海側と山側で様相が異なりますね〜

4号線はいつも混んでるな!

亘理は真っ直ぐの海岸線から平野が広がる地形なので津波の被害が結構あったところ。

道路工事もまだまだ行なっており、道路が結構わかりづらいです。

ナビちゃんの言うことを聞かずナビちゃんが黙る始末。

まずはいちご農園へ。

 

山元いちご農園

東北でいちご狩りなら山元いちご農園

三月四月は入学・卒業シーズンなので割引制度があります。

たしかに学生さんが多かったです。

駐車場の横のカフェで清算を済まし、レシートを受け取ってビニールハウスへ。

 

ビニールハウス内はかなりあったかいのでコートとか着てると汗かきます。

そして受付の方からコンデンスミルク(おかわり自由!)と、ヘタ入れの容器をいただいていざハンティング!

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狩るぞ〜

 

受粉のためミツバチが飛んでるので虫苦手な友達はビックリしてました(刺されたりは全くしませんでした)

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受付の方から「子供の目線で!」と言われた通り、しゃがむと下の方に大きいいちごがあります。

ヨチヨチ歩きの幼児に有利なハンティングです。

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受付の方は手のひらほどの大きさのいちごもあるからね!と言っていました。

たしかに大きめのいちごもあります。

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ジューシーというか果汁が豊富で溺れそうになりました。

甘酸っぱくて幸せや〜♡

いちごは飲み物。

 

30分時間があるのですが、15分くらいでお腹いっぱいでした。

ビタミンCよ〜たのむ〜肌綺麗にな〜れ〜

 

狩りの後はカフェに行ってみました。

中ではイートインスペースとお土産を売っているところがあります。

お土産はワインやジャム、ドライフルーツ、生のいちご、ビニールハウスにいる蜜蜂の蜂蜜、可愛い雑貨などかなり豊富です。

ディスプレイが可愛かったのですが写真はありません…。

 

イートインスペースのメニューはいちご中心で、パフェやケーキ、いちごピザやいちごカレーなど様々ありました。

狩りでお腹いっぱいなので食事はしませんでしたが、近くに寄った時にまた来たいな〜。

イートインスペースで近所のおばあちゃんが普通のグラタン食っててちょっと羨ましかったです(笑)

 

戦利品はこちら。

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なんてヘタクソな写真なんでしょう。

冷蔵庫の上のレンジの前って。

 

電球ソーダインスタ映えやらで流行ってたみたいですが、こちらでも電球はちみつが売ってたので買ってしまいました。

あといちごのワイン!こちらはスパークリングとあともう一種類ありました。

試飲が美味しかったのでつい苦手なワインを買いましたが美味しく飲めました。

部屋中いちごの香り〜♡

あとは苺ジャムです。

母方の実家からよくいちごを貰い、祖母がジャムにしますが、手作りの濃厚なジャムは市販品と比べ物になんない美味しさです。

 

魚ってなんやねん!

って事で海鮮丼食べに来ました。

 

あら浜

亘理の旬魚・鮨の店「あら浜」で名物はらこ飯を味わう

こちらは宮城県南の郷土料理、はらこ飯が味わえるお店で有名ですね。

でも普通に海鮮丼食べました。

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三種類の丼のメニュー。ランチで食べましたが1480円です。

海鮮丼はちゃんと酢飯!天丼とうどん(温玉つき)、茶碗蒸し、サラダ、お新香、切干大根の煮付け、あら汁です。

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地味に嬉しかったのは汁物があら汁だったこと!

海鮮丼も天丼ももちろん美味しいのですが、うどんの麺がきゅきゅっとしてて、出汁が少し変わってて美味しかった〜!

 

友達のメニューは同価格の海鮮丼のセット。

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みみとろろついてるやん!

次ははらこ飯とホッキ飯食べるんだ〜

 

あとここのお店は結構混んでて、建物が綺麗でした。

トイレすらうちんちよりよほどおしゃれで綺麗でした。ぐぬぬ

 

そんなわけでお腹がはちきれそうになりながら帰りましたとさ。

いい気分転換でした。ご馳走さま〜