そのうち日記

ありきたりなことを書く

音楽の話【Sade】

ミステリアスな歌声のシャーデー・アデュー率いるバンド。

 

個人的に「Is it a crime」が最近のお気に入りです。

冒頭の泣きのサックス!ベース!から一転、静かに問いかける歌。

Sade - Is It A Crime (Official Video) - YouTube

 

My love is wider, wider than Victoria Lake
My love is taller, taller than the Empire State

私の愛はビクトリア湖よりも壮大で

私の愛はエンパイアステートを超える

 

っていう歌詞が私は耳に残ります。切なくて上品。

喧嘩シーンがアラララララ…ってなります。

おい!シャーデーの綺麗な顔に手ェ出すなよ!容赦ねぇな。

 

こういうダイナミクスがちゃんと付いてる曲はドラマチックですね〜。

問いかけるところは切なくしおらしく、愛を訴えるところは激情に駆られたように激しく。

道ならぬ恋なのか、破れた恋なのか、聞くものによって解釈はいろいろだと思います。

 

 

というか、ロバート・グラスパーのアルバムで聴いてた「cherish the day」も元はsadeの曲だったんですね〜。

気に入ったアーティストの曲を実は元々聴いてたという驚きはちょいと嬉しい(無知でもある)

 

Sade - Cherish The Day (Official Video) - YouTube

声質もあってか、より官能的に感じますね。

研ぎ澄まされたようなギターの音は集中力高まる感じです。

 

Cherish the Day (feat. Lalah Hathaway)

Cherish the Day (feat. Lalah Hathaway)

音楽の話【Material girl】

マドンナ Material girl

マドンナの代名詞になっちまったMaterial girl(物質至上主義の女)

そして板尾創路の嫁が踊る姿が思い浮かぶこの曲。冒頭で笑っちまう。

 

若い頃のマドンナがめちゃくちゃ可愛い〜!!!

叱る顔も小悪魔な笑顔も!ほんっとかわいい

バレエやってたからか動きが機敏で上品です。

あーんな風に腕持ち上げられたら関節外れるわ。てか持ち上がらんわ。

男性二人の身体に手を当てて後ずさりするところなんか腰つきが本当に可愛い!

 

歌詞は「わたしたち物質至上主義の世の中に生きてるからサ。愛とかも良いけど、やっぱ高価なものがええねん」みたいなことを言ってます。

 

PVドラマ部分では、マドンナを狙う(笑)監督?風の男が、マドンナの電話を立ち聞きするところから始まります。

「ほんとは物なんていらないから素朴な愛が欲しいわ〜」と言ってるのを聞いて、監督は持ってきたプレゼントをゴミ箱にシュート!!!(超!エキサイティン!ツクダオリジナル)

プレゼントは素朴にお花にして。

かっこいい高級車じゃなく、おっさんのトラックを買収(借りた?)してドライブへ。

ほっかむりしてても可愛いマドンナってなんなの。

二人は幸せなキスをして終了。

 

歌詞とPVで真逆なのがツンデレ感ある。

 

 

これは紳士は金髪がお好き」劇中歌「ダイヤモンドは女の親友」のオマージュでもありますよね。

マリリンモンローはさすが!色っぽいね。表情が耽美というか。

でもこのコメディの中ではお金好き好き女。かわいい

 

 

元ネタのマリリンモンローの劇中歌もですが、時代背景もあれど、言ってることは至極真っ当だと思いました。

 

女が歳をとるのに比例して男は冷たくなるわ!

そうなったらダイヤモンドが一番の親友よ!

 

可愛らしいけどかなり辛口ですし意外と狡猾ですよね。

 

裁判沙汰になった時もダイヤモンドが一番の親友よ!

あと腰が曲がって膝が伸びなくなってもダイヤモンドの前ではシャキッとするわ!

 

前者は金銭的なバックアップ?として言ってるのかと思いました。

後者はふつうに綺麗なもの見れば相応する姿になる女心ですね。かわいい

 

「宝石だけあればいい女」みたいに聞こえちゃうかもしれません。

女性も実働でバリバリ働ける現代には不釣り合いかもしれませんね。

若さ美しさと引き換えに人生の安寧を物質という形で得る。って意味合いもあるのかな。うーむ。

結婚しても正直安心できない。女が一人でも生きられるよう必死なのかな。

まぁマリリンだしマドンナだし格が違いすぎますね。天上人。ヘァ〜

 

まぁ現代の一般ピーポ〜(というか私)は、人様から高価なもんを貢がれる機会になんて恵まれないわけで。

男も女も老後の蓄えに必死なわけで。

素敵なロマンス()なんて夢見る余裕はありゃあござぁせん。

 

我々は現状人柱となり、将来は己の蓄えを切り崩しながら死ぬまで働かねばならぬのだ。

愛の名の下に添い遂げる覚悟をしても、子供ができたり、結局死に方が選べない不便があって、多かれ少なかれ金はかかるのだ。

稼いだお金を離してなるもんですか。

このお金は私のですよ〜!!!!!!

あぶく銭で投資でもしてみるかな。

古い人間なので投資=博打のイメージしかありません。虚業も怖い。タンス貯金。

よく怪しい奴らが「損してる!」と言って勧誘してきたりしますけど、やってる人が(おそらく)得してるだけで、私たちは労働に対する対価を得られているぶんフラットなだけなんですよぅーだ!

(ただやり方を調べない怠け者の鑑)

 

ある意味では今の方が各々よっぽど物質至上主義ですかね。

話が変なところに逸れました。

 

material people〜

いろいろ考えさせられる曲でした。

灯台の話【大須埼灯台が恋する灯台とやらに】

前に紹介した大須灯台が恋する灯台とやらに認定?されてました!

 

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<恋する灯台>石巻・大須埼、宮城県内初の認定 震災乗り越える姿評価 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

 

 

住民の方々が綺麗に保ってきた灯台なので嬉しいですね。

 

花が咲き乱れる季節も、初日の出も、本当に綺麗です。

三陸はコバルトラインや、行く道すがらチラチラ見える山の稜線と、海原に横たわるリアス式の海岸線も、晴れの日は壮観です。

点在する高い山や岬の上から海を臨むと地球が丸く見える感じも(ここに限らず)私は好きです。

 

ここはベンチもあるのでボーッと海を眺められます。

前行った時は灯台への道の途中の小さいスペースに車を置いていたのですが、整備されるといいな。

今年は貝毒でホタテ祭り(めっちゃデカくて美味しいホタテや海産物がお得に買える祭り)も中止になったので嬉しいニュースですね。

漫画の話【犯罪交渉人 峰岸英太郎】

無料の漫画のアレです。

絶版漫画が読めるまんが図書館Zで読めます。

 

犯罪交渉人 峰岸英太郎 1 - 記伊 孝 | マンガ図書館Z - 無料で漫画が全巻読み放題!

 

この作品はかなり前に一気に読みました。

そんで記事書くためにもう一度読みましたけど面白いですね〜

話数は少ないですし5巻完結なのですが、各話が練られていて面白かったです。

ちょうどいい長さで、質のいいショートショートを読んだような印象でした。

 

警察もの!と言っても、その中の「犯罪交渉人」に焦点を当てた作品です。

感情を分析して理論で話を進める展開がアツいです。

 

主人公は峰岸英太郎という、警察の中で「交渉課」に属する犯罪交渉人という立場です。

犯罪交渉人は犯罪大国アメリでは立てこもりや人質を取って要求することが多くメジャーなようです。

ドラマなどで、立てこもり犯と電話で「要求はあるか?」とか「落ち着いてくれ」とか言ったりする人たち。

落ち着いた大人がやってるイメージありますが、主人公はミルクビスケットの匂いがするヘニャヘニャした男の子

しかし事件になると「被害者はもとより、犯人も死なせずに解決すること」を目的に、必死に交渉し事件を解決していきます。

だいたい丸腰状態なのに、強気で交渉してます。

 

主人公の言動と思考は、本人が解説することもあれば、周りの同僚(主に臨床心理士酒堂さん)が解説してナルホドね、となることが多いです。

主人公の周りの人物も、酒堂さん筆頭に和みキャラがワヤワヤやってる感じです。

でも、飛行機ハイジャックや宗教団体潜入、職種としては別だった気がしますが他国との関わりなど、重大事件に絡むとハラハラしますね。

 

犯人の背景にも触れていますが、もう少し主人公たちの周りの人の背景も触れられそう。

主人公の普段の生活、この仕事につくことになった経緯や家族についてはチラッと触れられていました。

主人公の対比となるような、酒堂さんとか厳格な上司とのやりとりや過去、他の役職の人との連携とか。

短めなので仕方ないのですが。

 

絵も書き込みが細かいです。

ピリッと緊張した空気が伝わるような絵柄でしたが、人物はふにゃっと可愛く書いてあるので、重大事件の最中でも少し和みます。

 

これは読み応えがあるので読んでよかったと思いました。

花畑の話【ひまわり畑の集団の威圧感】

今年は8月の頭に三本木にひまわりを見に行きました。

ひまわりまつり - 大崎市ウェブサイト Osaki City Official Website

 

車で行くのが手っ取り早いですが駐車場混み混みです。

古川駅から20分くらいバスに乗って降りて歩いて10分くらいでも行けます。

 

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盛り前だったみたいですが十分。


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晴れててよかった。

 

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広大な土地にどわーっとひまわり。

こっち見てる。


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晴れててよかった。(二回目)


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ゴッホ。風邪ひいてました。ゴッホ


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花畑の間を縫う道もあります。

 

 

ここは春先は菜の花が咲いてて一面黄色です。

車で迷子になってうろついてたら通りかかったのですが、夕方ということもあり、朧月夜の歌詞みたいな風景でした。

 

菜の花畠に 入り日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて におい淡し

 

なんで春の話してんだ。

唱歌は浜辺の歌もすき〜

 

 

ひまわりアイスはちょっと変わった味で、おもしろかったです(小学生並みの感想)

近くの道の駅にもいきたいな〜

山道の話【398号線で山越え〜届かぬ458号線】

天気がいいのでなんとなく「石巻三陸沿岸から宮城県北を栗駒山方面に横断〜湯沢市由利本荘」を繋ぐ、398号線一部を走ってみることに。

今回は4号線で栗原まで北上した後に398号線に入りました。

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(この予定で走るはずだった図)

 

鹿踊で有名な一迫町を通ります。

ひろ〜い平野の果てには栗駒山擁する奥羽山脈が広がり、空が広いです。

途中に水車を発見。クルクル回ってました。水が綺麗そう。

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栗原といえば細倉マインパークですね。

猛暑の今年の夏は、坑道が涼しいとのことで、カンテラに照らされた幻想的な坑内が河北新報にも載ってたので、いつか行ってみたいです。

 

そして花山村へ。

ここは小学校の頃に林間学校で来た思い出があります。

でも、宿泊施設の一部に幽霊が出る(ホラ)話しか覚えておらず、道や風景などは今回初めてみたような気分です。

少し道が細い林の中を走り、拓けたところに出ると花山湖が。

橋の上からの風景はコンパクトで、陽光を反射してキラキラ輝く湖と山と家々がまとまり、そのコントラストがなんだか綺麗でした。

 

398号線はしばらく交通量がありました。

山の奥深くまで蕎麦屋さん、温泉があるみたいです。

栗駒山の山頂を時々眺めながら山を登るのですが、基本的に急カーブは寒湯番所近くの最初らへん(七曲がりだか五曲がりだか書いてあった)だけで、そのほかはあんまり急ではありません。

寒湯番所奥羽山脈にある江戸時代の関所らしく、現存してるとあれば是非見に行きたいな!

 

山って綺麗だなぁ(排気ガス撒き散らしてごめん)

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山頂らへんで展望の良い広いスペースがあり、石碑と案内看板がありました。

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ちょろっと栗駒山

山を下る途中、わけわからんスペースに車が沢山いました。なんなんだ。

 

途中の道の分岐で栗駒山(秋田〜岩手県側)に続く道(県道282号線)へと繋がります。

以前、小安峡側から栗駒山を経て宮城へ向かった時、398号線ではなく県道282号線を通りました。

あの時は紅葉を求めて栗駒山をまわりましたが、398号線でも綺麗だろうなぁ。

分岐から小安峡への398号線ダイナミック!

高いところをぐる〜っとまわる広い橋を、紅葉を眺めながら走るのが気持ちいい道です。

 

さて、そうこうしてるうちに湯沢市に出たわけですが、そこから398号線を辿るのはやめて、国道13号線新庄市に向かいます。

新庄への道は時々高速っぽくなったりしてスイスイ走れます。

 

新庄から向かったのは肘折温泉

もちろん温泉ではなく、目指すは以前挑戦したら冬季閉鎖だった458号線です。

以前は寒河江方面から責めましたが今回は逆から!

 

しかし

寒河江方面への通り抜け不可」の看板でどんどんビンビンフラグが立ちます。

「多分嘘でしょ」という謎の自信(フラグ)とともに着いた先には

 

 

 

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ウオアアアアアアア!!!!

国土交通省ウソツカナイ…

 

 

まぁ今回は完全に思いつきで来て、下調べも冬季閉鎖解除以来してなかったので仕方ないですね。

意外と戸沢村肘折温泉への道も、グイグイ山を登り、周りの山と距離もあるので視界が開けている気持ちいい道でした。

今回は地図の上部から青丸まで進めました。

前回は下からハートマークまで。

すなわちここの区間が謎で、一番楽しそうです。

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(なので、一番最初の画像の地図は正確に辿った道ではないです。)

 

最上地方行ったならトトロの木とか観に行けばよかったかなぁ〜。

なんなんだこの記事(怒)

398号線が意外に良いドライブコースだったっていう話です。

 

セーフティーセーフティー

山道の話【宮城福島新潟福島宮城福島山形宮城】

お盆の休み、帰ってきた先祖をものともせず、私は山へ行きました。

タイトルでいかに県境を走り回ってたかよくわかると思います。

お盆の時期らしくお経を、ね…。

 

今回のルートは二日間かけてこんな感じでした。

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1日目

A:仙台市福島市から猪苗代へ抜ける115号線

A〜B:猪苗代町〜只見町

B〜C:只見町〜魚沼市

C〜D:魚沼市檜枝岐村

D〜E:檜枝岐村白河市

 

2日目

E〜F:白河市福島市

F〜G〜H:福島市高畠町

H〜I:高畠町〜七ヶ宿町

I〜J:七ヶ宿町〜蔵王キツネ村

J以降は適当に走って帰宅

 

高速道路縛りでこりゃキツイ。

しかもガソリン150円/Lのこのご時世に…。

でもでも楽しかったです!

ちなみに名所とか観光とかグルメとか全くありません。

いつものスルーして行くスタイルです。ごめんあそばせ。

毎度のことながら、写真が少ない文字の感想ばかりの記事になりますが、備忘録として残しておきます。

 

 

A:仙台市福島市から猪苗代へ抜ける115号線

福島市から猪苗代方面へ抜ける道路です。

以前書いた磐梯吾妻スカイラインへも繋がる道路です。

ここはすごく走りやすかったです。

お盆なので車もバイクもたくさん!

途中で土湯温泉があり、そこに訪れる人もたくさんいました。

高低差はそれなりにありましたが、登坂車線もあり、カーブも大してキツくないので気持ちよくドライブできます。

山あいにある道の駅つちゆナンチャラも、景色が良いところにあり、レストランやらなんやらあって充実してるので楽しかったです。

 

 

A〜B:猪苗代町〜只見町

会津盆地を通って只見町へ。

会津坂下IC〜只見町までの国道252号線は走りやすいのですが、スノーシェードがたくさんあり、路面が濡れているため注意です。

只見川、只見線を並走する道路で、渓谷の景色が荘厳でした(写真なくてすみません)

只見線は本数が少なく一日3〜4往復で難所だった気がします。道路から把握するだけでも素晴らしい風景の中を走る鉄道だなと思いました。いつか乗りたい…!

たびたびある集落の雰囲気も長閑でした。

THE・にほんの夏!

ここも気持ちよくドライブできる道路で、交通量はそれなりにありました。

 

そして只見町の中心部を抜けて少しカーブした道路を登ると、田子倉ダムです。

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遊覧船が出てるみたいです。

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天気も良くて緑が映えてきれ〜♡

ほのぼのさわやか〜( ◠‿◠ )♪

 

 

…………………

 

 

このまま気持ちよくドライブすると思った?

残念!これは酷道(とか山道)を巡るブログだ!

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田子倉ダム魚沼市までの道はそれまでの道より交通量が減りました。

片側一車線の道路ではあるのですが、カーブ・スノーシェード・細いトンネル(照明無し)・工事中の場所がたくさんあるからです。

ツーリングの方や、魚沼市方面から来る方がちょこちょこ通るくらい。

マスツーリングの方が事故った?現場にも遭遇したので、カーブの先はよく注意して走るべきです。

 

頂上くらいに石碑を発見してちょっと止まってみました。

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お!角栄がんばったね!

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上からの眺めもいい。

しかしこういう道を走っていると、ダム工事したり、山間の高い場所に道路通したりと、人間の力は半端ねぇな!と思います。

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重なる山々を眺めると途方にくれる。

 

新潟に入り、山上りきったかな?と思ったら、そこからは度重なるカーブ&下り坂

スピード注意です。

末沢発電所という水力発電所があり、そこから少し進むと人家らしきものがやっと見えてきます。

かなりの山間を真っ黒になりながらランニングしてる小学生?中学生?がいたので、近くに合宿できる施設でもあるんですかね。

会津坂下IC〜魚沼市:所要時間だいたい2時間半

 

 

C〜D:魚沼市檜枝岐村:所要時間2時間半

魚沼市を堪能する暇もなく福島に帰ります。

魚沼市に着いた時点で16時だったので、この日のうちに会津あたりに抜けておきたかったのです。

 

魚沼市から国道352号線(樹海ライン)を走ります…が、間違って県道50号線(奥只見シルバーラインとやら)に入ってしまいました。

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本当は下のグニャグニャを行くはずだった。

温泉の看板がたくさん掲げられていたので「ふ、温泉なんてなまっちょろいわい(温泉好き)」と、50号線の立派なゲートに入り込んだのが間違いでした。

 

しかし!この道、とても面白かったです

奥只見ダムを作るために、その資材運搬専用道路として建設された奥只見シルバーライン。19のトンネルが続き、全長22kmのうち18kmがトンネルという、国内でもまれな道路。特に奥只見への手前には3つのトンネルが10km以上つながっています。ゴツゴツした岩肌の壁面は往時の姿をいまだ残し、薄暗いトンネルを運転していると不安に駆られます(ナビが迷子になるとか、Uターンしていく車がいるとか)が、「一度は通ってみたい道路」とも言われています。

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文・画像 引用:雪と森の秘境|奥只見

 

写真を撮ってる余裕がなかったので公式サイトからお借りしました。

ここの道路は大型車・二輪車・歩行者は通行禁止です。

山道の途中から長い長い狭い狭いトンネルになる道路です。

有料だったみたいですが今は無料です。

 

カーブはそんなにキツくないのですが、とにかく狭いよ暗いよ怖いよ

一応電灯はあるのですが、剥き出しで武骨な岩壁の圧迫感と、妖しく仄暗い電灯と、進めど進めど先が見えない不安感がすごい。

確か電灯すらないトンネルもあったと思います。

ここを走ってる時、フロントガラスのエアコンを入れてもどんどんガラスが曇り、パニックになりそうでした。

暗い洞窟みたいなトンネルで視界ジャックで半泣き。このまま死ぬのかと思いました。

でもワイパー動かしたらあっさり解決して笑いました。

湿度が高いですし、上から水滴が垂れてる箇所もあるのでスリップしないよう要注意です。

 

トンネルの途中で唐突に娑婆へ出られる道があり、そこから奥只見湖沿いの樹海ラインへ出られます。

ここからが本当にキツかったです。

そんでアドレナリンたくさん出てる感じがしました。

 

すれ違いできない道幅に先の見えない急カーブ、乱高下の連続

でも待避所は多めにあったので譲り合いで。

この道路は「橋を通すまでもない沢が道路の上を流れる」いわゆる「洗い越し」が随所にあります。

微妙に道路がV字に凹んでいるので車高の低い車は下を削られます。あと雨量の多い時は通行禁止です。

割と人気の道路なのか、たびたび対向車やバイクが来ます。

目的地の檜枝岐村やこの近辺は観光地として拓かれてるので行楽シーズンは要注意です。

カーブミラーがないところではスピードを落としてクラクションをプッププップ鳴らしてたんですが、割とみんなスイスイ走っててスゲーなと思いました。

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奥只見湖のキワを走る道路なので、削られた斜面が遠くから見られます。圧巻です。

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1時間くらいそんな道をベロベロ走って、湖ゾーンが終わるとやっと檜枝岐村の表示が。

村だ〜〜〜!

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ワンピースのルフィが「島だー!」って叫ぶ気持ち、わかった気がする。

でも山道が終わったわけではなく。

村の主要部へつくまでも長かったです。

また山を登りました。

尾瀬国立公園」への道路を境に、対向車の交通量は減ったように思います。

352号線は午後に訪れることになってしまいましたが、午前中だともっと綺麗だと思います。

 

檜枝岐村に着いた時点で19時。

檜枝岐村平家の落人伝説があったり、山間部の村にしては若者の人口比率が高かったり(旅館などのサービス業が多い)興味深い村でしたが、見てる暇がありません。

ここから仙台まで下道で帰るとなると、図らずともうれしはずかし朝帰りコース?(実際は深夜につく)

当初は日帰り予定でした。無謀!

なので会津にもし着けたら、ホテルかなんか取ろう!と真っ暗な道を走りました。

 

 

D〜E:檜枝岐村白河市:所要時間2時間

あれ?でもこいつ白河行ってんじゃん?

はい。ナビに騙されました。古いからね…車も疲れてたんだね…

てかそれ以前に、土地勘がないくせに、初めて行く場所の土地の位置関係を頭に叩き込まずに行ったのが失敗でした。

下手すれば不慮の事故やガス欠や体調不良で詰みますし。忘れてはならない戒め

 

大内宿のある下郷町まで走りましたが、道路が暗いしスノーシェードは多いしで、暗い中走るのは疲れました。

あと対向車がほぼライト上向きにしてくるので目が潰されました

警察とかはライト上向き推奨してる?のかな?対向車いたら下げないと危ない気がする。

関係ありませんがフロントガラスに飛び込んで来た虫もパーン!と音を立てて何匹か潰れてました。

 

おそらく下郷町から白河への甲子道路を通ったと思います。

めちゃくちゃ走りやすかった!近くにリゾート地がありますし、明るければ素晴らしい道路だったんだろうな。

そんで白河で急遽とったホテルで一泊しました。

 

 

E〜F:白河市福島市:所要時間だいたい3時間

甲子園の優勝旗はいつ白河の関を越えるのか(北海道まで吹っ飛んでったけど)とか考えながら福島まで4号線をずっと下っていきました。

何回か電車や高速道路で来たことのある郡山を車で走るのは新鮮でした。

 

 

F〜G〜H:福島市高畠町:所要時間だいたい1時間

そして兼ねてから狙っていた国道399号線(鳩峰峠)GO!GO!\\٩( 'ω' )و ////

ここは道路工事が終わって通れるようになったので嬉しい限りです。

冬季閉鎖あり!

飯坂温泉(温泉…!)を尻目に、集落を抜け、茂庭っこダムの横を通ります。

ここの道路は飯坂温泉から集落へ抜けてからはかなりかなり走りやすい!です。

川沿いの景色もいいし、ダムまではキャンプ場やアーユルヴェーダだのマンダラナンチャラ館だの薬草園だのがあって、アクセスの良い面白そうなところです。

 

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しかもダムを遠くから見ると進撃の巨人の壁感があって圧倒されます(ちょっと止まって撮りました。実際はもっとすごい!)

ダムを超えてからは広い道路をスイスイ走れるので、ちょっくらツーリングしに来た人がいたり、ドリフトしたであろうタイヤ痕が沢山ありました。

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そんな広い道から、来たものを阻むようないきなり狭い道路に。

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道場の門を叩く道場破りの気分です。

 

399号線は、すれ違いが難しい、カーブが多い、高低差もある道路です(山道ってそんな感じ)

でも短めで(1時間程度で終わる)かなりさっくりと登れる山道です。

352号線のミニバージョン的な…。

 

壁ー!

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352号線ほどではありませんが、対向車がたまに来て、しかも待避所がある頻度も山の上に行くまでは(352号線より)少ないので注意です。

カーブミラーがないところも多いのでプッププップ言いながら進みます。

 

途中で里帰りしました。

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ママー!

 

七ヶ宿へ抜ける道路もあるみたいです。

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でもまた福島に。

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ママ…

県が管理する区間によって道路状況がちょっと変わるのが面白いです。

宮城は頑張れ。

 

頂上が近くなってくるとカーブも広くなり、木も低く、針葉樹よりも広葉樹っぽいのが増えてきます。

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そして頂上!

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お久しぶり、山形。

 

今まで超えてきた?山々と、米沢方面の平野。

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車を止めるスペースがあり、そこから頂上まで少し歩けるみたいです。

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アブにめちゃくちゃたかられたのでやめておきました。

あとなんかポエム書いてある岩がありました。

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だれ?

 

頂上でアブが二、三匹車に乗り込んできたので同乗者を得て一緒に山を下ります。

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下りも道路状況は変わらず。でも短く感じましたし、道路も少し広め。

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そして壁が赤い

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どうしたの?大丈夫?

 

しかし山形側から登ってきたおばちゃん!すれ違えないところにグイグイ進んできて、上から下ってきた車をバックさせるんじゃねーよ!

しかもおばちゃんが少しバックすればめちゃくちゃ広いところあるじゃねーか!

 

峠を抜けて最初の人家で飼われてる子犬かな?

トコトコと道路を歩ってたので、山から降りてきたスピードのまま突っ込まないようにご注意を!

 

 

H〜I:高畠町〜七ヶ宿町

高畠町についてから、一旦なんとなく上山まで行って(謎行動)、引き返して高畠町から七ヶ宿へいきました。

山形の平野部(米沢市南陽市上山市のあたり?)広くて良いですね。バイクで走ったら気持ちいいだろうなー!

七ヶ宿への道は何度か通ってますが、山道なのに泣けるほど走りやすかったです。

 

 

I〜J:七ヶ宿町〜蔵王キツネ村

七ヶ宿周辺で人家がなんとなくありそうな方へ行ってみたら、蔵王キツネ村の表示がありました。

※キツネは見てません。駐車場見て「混んでるねぇー!」と呟いてスルーしました。

過去にキツネ村に来た時、結構道路キツかったなぁ…という印象だったので、適当に遠刈田温泉やら鎌先温泉やらの方へ。

どこを走ったのかいまいち覚えてませんが、51号線あたりかな?

起伏はそれなりにありますが、走りにくいわけでもなく、間近に蔵王を眺めながらちょっとした高原ドライブです。

点在する人家やキャンプ場やレジャー施設や牧場。

中でもこれは…!と思ったのは道路沿いの紫陽花です。

鎌先温泉、川原子ダム周辺にあじさいロードというものがあるみたいです。

ここは7月に来たかったなぁ。

県南はなかなか行く機会が無いのですが、開拓していきたいです。

あとはふつうに帰りました。

以上で終わりです。

 

 

 

総括して今回の感想と反省と愚痴(蛇足)

・とにかく車間を開ける。アイシテルのサインめっちゃ見た。

・カーブは気をつけて気をつけすぎることはない。

・山道へ行く際はガソリンに気をつける。空気圧をチェックしておいたのも良かった。不測の事態に対処できるくらいに極めたい。

・位置関係を把握しておく。紙の地図買おう。

・誰かに行き先告げておく。

・カーブや登り坂で駐停車、ほんと危ない。コラコラコラ〜!

・対向車いるのに上向きライトは危ない。前に車いるのに上向きライトも反射で眩しい。

・山道ではどこらへんが広くてすれ違えそうだったかチェックしながら進む。

・ライトは自分が見えないからつけるんじゃなくて、自分の存在を知らせるために薄暗ければちゃんとつけること。

暗くて自爆するのは構わないけど、こっちが見えなくて肝冷えるから無灯火ほんとやめてくれー!

・個人的に山道走るバイクには道を譲りたい(前に車いたら楽しくないだろうから)

・でも車と車の間のバイクすり抜けはマジで危ないからマジでやめてほしい。マジで。

・福島群馬栃木の道路ほんと楽しそう。走り屋になっちゃう。

・今回は猿しか見なかったけど、野生動物への危機感は常に持つべきだと思う。山の中で無闇に出歩かない。

・こういう記事って道路調べてる人用に道路ごとに書くのがセオリーかもしれない。

もし見てる人いたら見づらくてごめんね。

 

 

あとかるーくもう1ルート巡った日もまとめられたらまとめます。

セーフティーセーフティー