そのうち日記

ありきたりなことを書く

漫画の話【リメイク】

なんなの私漫画ばかり読んでるじゃな〜い

この記事は途中に余談が多いので、よほど暇を持て余しているようでしたらどうぞ…。

 

リメイク

 

リメイク 1 (EDEN)

リメイク 1 (EDEN)

 

 元BA(ビューティーアドバイザー・化粧品売り場のお姉さんたち)の作者が描く物語。

あんまり女性向けとか恋愛マンガとか読まないんですけど、コスメ好きなわたしは読んでて楽しかった!

特におまけページとか!

作者お気に入りのコスメの具体的に良いところとか詳細に書かれててワクワクしました。

 

主人公かのこは派遣OL。

タバコスパスパ。服も髪も地味。

でもふと立ち寄ったコスメカウンターで、化粧して綺麗になった自分に感動。

そのBAさんに憧れを抱き、自分もBAに転職することから物語は始まります。

 

 

※余談です

直接コスメカウンターに行って、フルメイクして貰うと…

普段の自分のメイクと他人にしてもらうメイクは全くの別物です。

乾燥するとか崩れるとかの悩みについては当たり前のように教えてくれますし、客観的な視点や流行を取り入れてくれるので驚くほどに変わります。

ちなみに私は、眉毛の形をふんわり自然な並行っぽくしてもらったら若い子になりました(不思議)

そもそも化粧に興味のない友達は、アイシャドウを割と奇抜な色にしてもらい、思いの外似合ってたので感動してました。

こんな経験があったのでかのこの心変わりもよく理解できます。

そんなわけで、メイクよくわかんねって人は一度訪れてみても良いと思います。

 

 

んまぁ女性向け漫画なだけあって、恋愛とかも絡んできます。

チャラめの元カレが警備員として就職してきたり、フロアの担当の四十崎さんにときめいたり。

恋愛に関しては微妙に揺れ動くのを続けてるイメージです(うっすい感想ですみません。よくわかんね)

 

やっぱり面白かったのはBAの視点が書かれていること

たぶんこれ読んでる人は、ほとんどこういうところが目的で読んでると思います。

接客が主ですが、商品をいかに売るか、独りよがりになってないか、その顧客が何を求めているのかなど、失敗と成功を通して成長していきます。

時には自分には合わなくて痛い目をみた商品を売り込まなくてはならず、葛藤することも。

 

私も接客経験があるので、真面目なかのこの接客を見て「あーた、それはないでしょうよ…」と思うところもありました。

でもかのこ自分のやり方で別な突破口を見つけていきます。

同じ店舗の同僚たち、他店舗のライバルたちはそれぞれのスタイルがあり、得意な分野というか記録もそれぞれ。

分析を得意とする人、お客様の気分を高める人、サンプルだけ渡してもその後にお客さんが現品を求めにきやすい人などなど…。

全部真似しようとせずに自分に合わせた糸口を見つけることで、最後にはそもそもの真面目さを活かしたいい接客ができるようになったなぁと思います。

実際にBAさんたちと話してみても、それぞれのスタイルがあるなぁと思います。

しっかし、BAさんのノルマとか知ってましたが、予想以上にしっかり取り組んでるんだなぁ…という感想です。

 

あと、主人公たちと同年代なんですが、結婚とか将来とか、そういう話もゾクゾクっとしました。

身の回りの友達は「55歳くらいまで夫婦二人で遊んでたい。寿命は150歳くらいまでがいいな」とか言う、割と非現実的な人が多いので改めて自分の年齢を実感しました。

でも作中のチーフがどう見ても24歳には見えないので、やっぱりそんなに現実味ないかもしれない(逃げ)

 

 

※さらに余談。

コスメカウンターは結構緊張します。

特にタッチアップ中(タッチアップとは、実際に化粧品をつけてもらうこと)。

「うわぁ…顔のムダ毛剃ったっけ…?近くでみないで…」とか「目元よれてるからみないで…ミナイデ…」とか、私はかなり葛藤します。

タッチアップ中は息を止めます

BAさんの可憐な指に私の鼻息なんてかけられないわ!!!

そして問題はタッチアップしてもらって微妙でも「アーイイデスネー」なんて言ってしまいまうことです。

でも正直に「合わないです」とか「よくわからないです」って言った方がお互いのためなんですよね。

何を求めてるか正確にわからなくなってしまうし、そう言った本人も正確にいい商品を求めづらくなります。

この作品のお客さんたちは結構はっきり言う人たちが多いなーと思ったんですが、自分のための商品を求めにきてるので当たり前ですよね。

私も次からはお世辞言わずにちゃんと言おう…!と思えました。

 

 

そして「あんなもんに金かけるなんて…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

すっぴんが詐欺だった」場合はよくわかりません。妖怪の類だと思います。化粧は化けるって書きますから。

残念ですが素直に食われてください。ご愁傷様です。

化粧して可愛いなら良いんじゃね?(ヤケクソ)

個人的には化粧のテンションの上がり方は車とかバイクのカスタムみたいな感じです。

「快適に」「かっこよく」「機能性を高める」など様々な目的で行うかもしれませんが、女は顔面でやってます。

KISSか!キャッツか!ってほどのアイラインとか、てんぷら食べた後みたいな蚊が獲れそうな唇だけが化粧じゃありません。

毎度時間かけすぎて待たせたり、似合わなかったり、不自然すぎるメイクがおそらく反感買うんでしょうね…。

流行のメイクの中には同性でもゾクッとするようなメイクはやっぱりありますね。

 

毎日の化粧にちょっとだけ工夫を凝らすようになりましたし、更に楽しくなりました。

あと20歳を越えると「マナー」「身だしなみ」みたいに言う人もいるので、仕方なくやってる人も少なくはないと思います。

そんな人に読んでもらいたいなぁ。

普段あんまり元気がないおばあちゃんに口紅してあげるだけで、表情がパアッと明るくなります。

私も素敵な色をつけた後は、自然に姿勢や表情が引き締まります。

化粧の秘めている力は凄いです。