石巻の話【夏の海らへん】
地元です。
まぁ夏ってどこ行っても清々しいですよねっていう引け目もありながら季節はずれのことばっか書いてるので罪悪感にかられて書きます。
春編とか秋編とか冬編とかがあるのかと言われれば、無いと思います。
まず何を書けばいいかな…
まぁとりあえずこれが石巻だ
よくわかんねぇな。
いきなり神様気分で見ていただいたのは、トヤケ森山もとい、地元民は馬っこ山と呼ぶ南境の山からの景色です。
目の前の川は北上川です。
蛇行した先にあるのが石巻の銀座(母談)蛇田地区。
目の前のちょこんとした山は愛宕山。
右手は河南とかたぶんそっち方面。
これは太平洋方面。
右手にある山が日和山、春は花見の名所。
海と川の境目が見えます。
このトヤケ森山、よくパラグライダー?の発着地点になっています。
あとは石巻のカップルのデートコースなので長居してると様々なカップルが訪れてHPが減りまくりました。
まぁ、夕暮れ〜夜にかけてが美しいですからね。
この山へは、普通の民家の間の林道を車なら10分、徒歩なら30分くらい登っていきます。
頂上の少し下で車が数台置けるスペースがあるので、そこに駐車して頂上へ。
頂上はつるっ禿げの草わさわさ(矛盾)なので、ぺらぺらのスニーカーなんかだとすごく滑ります。
あと、すれ違いも難しい林道は砂利道なので、バイクでのタンデムデートだと吊り橋効果も狙えるかな?
祖母の実家があるので祖母は遠足でよく登ってたらしい。
じゃあ他に気持ちよく走れるところは?と申しますと…
コバルトライン&ブルーライン
コバルトラインは石巻から女川へ向かう398号線を県道220号線に右折するルートがオススメ。
右折せず真っ直ぐ行くと女川町で、新しい駅や商店街が休日訪れた時に盛り上がってました。
コバルトラインは牡鹿半島の山の上を先っぽ目指して走れる道路です。
とにかく起伏が激しくカーブも多いですが、ふとした時に見える太平洋がとても綺麗です。
左手には出島とか江ノ島が見えるはず(うろ覚え)
バイクとかスポーツカーとかのツーリングやドライブで訪れる人が多いので、気をつけながら進みます。
先っぽの御番所公園では金華山とお子ちゃま向けの遊具と展望台があります。
↑金華山は幼い頃に家族と訪れたことがあります。
鯨の街、鮎川港から船が出ていました。
今見ると泳いでいけそうな気がします。
神社とかがあった気がします。
あと、池には人面鯉がいるとかなんとか…。
とにかく鹿とチョコボール●が多かった記憶…(下品ですみません)
金華山行きのフェリーは鮎川から出てたと思いますが、便数が少ないので注意です。
こちらは鮎川とか石巻湾方面です。
どこが陸でどこが島かイマイチわかりませんが、右手は半島です。
猫の島の田代島や、ビーチが綺麗な網地島も見えたと思います。
あっ!その前に女川駅とかその周辺はなにやら人がいっぱい居たので何かあるっぽいです(未確認)
飲食店などが少ない地域ですが、駅前にはちゃんとありますし、女川のファミリーマートを最後に雄勝まではお店とかありません。
コバルトラインより走りやすさや景観は劣ります。
でも春先には道路沿いに桜が咲いてるゾーンがあったりして、少し和みます。
女川から雄勝に入った時に右手に雄勝半島の大須方面と太平洋が見えます。
入ってすぐに波板海水浴場があるので行ってみましょう。
波板海水浴場は小さな浜です。
湾も小さく、防波堤のおかげで波も穏やか。
施設は簡易的なシャワー室とトイレだけで、充実してるわけではありませんが、コンパクトで好きです。
遊具の貸し出しなども行っています。
干潮満潮の時刻にもよりますが海向かって左手側は波が侵襲してくる時があるので、基本的にシャワー室のある右手側に居を構えると良いです。
浜へ繋がる階段にはスレートが埋め込まれてます。
玄昌石だっけかな?
昨年はここでホタテ焼いて食べて、花火をしたり流れ星を見たりしました。
青春映画みたいだったな。
昨年のお盆の流星群は本当にすごかった…!
大須方面は半島の先の方のため、道路も高いところを通り、津波で町の中心部がやられましたが割と民家が残っています。
雄勝は主な硯の生産地ということもあり、小学校の書道では地元産の硯が使われたり、スレート葺きの家が多かったりします。
昔は壁も屋根もスレート尽くし!な家が明神あたりにあった気がします。
モダァンな東京駅の屋根も雄勝のスレートが使われてたりします。
東京駅を通ったら思い出してあげてください。
地図通り進むと、民家の間の少し狭い道路へ。
大須灯台の看板のあるところは駐車場?なのか砂利敷きのスペースがあります。
近隣の方に尋ねてみたのですが「よくわかんないけどお盆だし置いて良いと思うよ」と言われ、車を置かせていただき、灯台へ。
デジカメだったのでビビットになってますが…
意外と花やベンチなどが整っていてとても綺麗です。
そこからくるっと回って旧荒浜海水浴場へ。
波板よりは大きめですが、施設などは流失したため、海水浴場としての営業は行なっていません。
陽当たりも良く、浅いので良いです。
また牡鹿半島に戻りますよ。
網地島、田代島へは石巻の北上川河口からフェリーが出ています。
朝の便は確か少なめだったので余裕を持って乗り場に着くことをオススメします。
船で一時間ほど揺られてまずは網地島へ。
この写真撮った日の数日前に雨が降ったので北上川と海の水の色がハッキリ分かれてました。
網地島です。
湾地形のため、波は穏やかです。
海水浴場にありがちな謎の海藻もある感じではなかったです。
シャワー室やトイレ、海の家もあります。
宿泊施設もあったので、泊まりで利用する方も多いようです。
海の家の人たちが優しかったです。
そしてかなり透明度が高いです。
次に田代島へ。
田代島は猫を神様としており、やたらめったら猫がいます。
猫への餌付けは禁止されていたような気がします。
街の様子はThe漁村。
私の地元も似たような感じなので妙に懐かしい。
大きな港町も好きですが、日本海側にポツポツあるような漁村も好きです。
時間の関係で一軒だけある商店までは行けましたが、猫神社までは行けませんでした。
岩手から漁の船に乗るためこの島に来ていた少年が、防波堤から海へ飛び込んでいて羨ましかったです。
ツートーンカラーの猫がいました(見えます?)
ここの猫たちは野良なので、顔つきが鋭いのかと思いきや、人間と仲が良いらしくあまり野生を感じません。
背後を取られても意に介さないねこ。
遠くに牡鹿半島が見えます。
支倉常長が船をうんちゃらかんちゃら〜って感じの所縁ある土地だそうで、当時の船を再現したサンファンバウティスタ号が鎮座しています。
これはクリスマスのライトアップです(冬じゃん)
夕暮れ時なんかは方角的に綺麗に撮れそうですよ。
万石浦はテレビで紹介されたらしいナンダコリャ丸とかがあったのですが、現在は船長さんが船を降りられたようです。
↑この橋
北上川河口を跨いで湊地区と雲雀野周辺を繋ぐ橋です。
とにかく登ってとにかく下がるだけなんですが晴れた日などはテンション上がります。
雲雀野埠頭といえば昨年フェスありましたね〜
今年からはいつものみちのく湖畔公園です。
石巻から出ちゃいますけど奥松島なんかも気軽に行けて山に登れば松島が一望できます。
宮戸島の大浜とか月浜も良いです。
んまあ何があるってわけではないのですが、夏になるとやっぱり行きたくなります。
やっぱ海よね〜
湾地形なこともあり、上の写真のように湖みたいなところもあります。
何もないけれど好きな場所がたくさん言えるのは少し誇りかもしれない。
実は大人になって車運転するようになってから、こういうところ巡るようになりました。
普通に住んでたら用ない限り行かなかったなぁ。
一度外に出てから改めて見つめ直すことができたと思うので、いろんなところに住んでみるのは大切だと思います。