漫画の話【犯罪交渉人 峰岸英太郎】
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犯罪交渉人 峰岸英太郎 1 - 記伊 孝 | マンガ図書館Z - 無料で漫画が全巻読み放題!
この作品はかなり前に一気に読みました。
そんで記事書くためにもう一度読みましたけど面白いですね〜
話数は少ないですし5巻完結なのですが、各話が練られていて面白かったです。
ちょうどいい長さで、質のいいショートショートを読んだような印象でした。
警察もの!と言っても、その中の「犯罪交渉人」に焦点を当てた作品です。
感情を分析して理論で話を進める展開がアツいです。
主人公は峰岸英太郎という、警察の中で「交渉課」に属する犯罪交渉人という立場です。
犯罪交渉人は犯罪大国アメリカでは立てこもりや人質を取って要求することが多くメジャーなようです。
ドラマなどで、立てこもり犯と電話で「要求はあるか?」とか「落ち着いてくれ」とか言ったりする人たち。
落ち着いた大人がやってるイメージありますが、主人公はミルクビスケットの匂いがするヘニャヘニャした男の子。
しかし事件になると「被害者はもとより、犯人も死なせずに解決すること」を目的に、必死に交渉し事件を解決していきます。
だいたい丸腰状態なのに、強気で交渉してます。
主人公の言動と思考は、本人が解説することもあれば、周りの同僚(主に臨床心理士の酒堂さん)が解説してナルホドね、となることが多いです。
主人公の周りの人物も、酒堂さん筆頭に和みキャラがワヤワヤやってる感じです。
でも、飛行機ハイジャックや宗教団体潜入、職種としては別だった気がしますが他国との関わりなど、重大事件に絡むとハラハラしますね。
犯人の背景にも触れていますが、もう少し主人公たちの周りの人の背景も触れられそう。
主人公の普段の生活、この仕事につくことになった経緯や家族についてはチラッと触れられていました。
主人公の対比となるような、酒堂さんとか厳格な上司とのやりとりや過去、他の役職の人との連携とか。
短めなので仕方ないのですが。
絵も書き込みが細かいです。
ピリッと緊張した空気が伝わるような絵柄でしたが、人物はふにゃっと可愛く書いてあるので、重大事件の最中でも少し和みます。
これは読み応えがあるので読んでよかったと思いました。