そのうち日記

ありきたりなことを書く

歌津の話【田束山つつじ園】

宮城県南三陸町歌津に田束山がある。

5月下旬、つつじ祭を見に行ってきた。

 

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標高512m、古くから霊峰として栄えてたらしい(wiki感)

田束山
〒988-0351 宮城県気仙沼市本吉町午王野沢
https://goo.gl/maps/KQmdsmTBUHR2

 

気仙沼までドライブする時に、「田束山」の看板が気になってはいたのだが、なかなか寄らずに来てしまった。

天気が良いのに「疲れるわ」と部屋に籠もりがちな花好きの祖母と共に訪れた。

 

三陸道路の志津川IC、南三陸ICで降りて、気仙沼方面へ45号線を北上して行く。

少しぐにゃぐにゃしているので気をつけて。

歌津の浜へ道路が差し掛かると、震災工事の関係で県道236号線へ一旦迂回する道へ。

そこで気仙沼方面ではなく田束山の表示に従って西方面へ。

 

途中までは長閑な田園風景だ。

山と山に挟まれた「細長い」印象のある集落。

山藤の花が咲いていた。

「あれ山藤だ。綺麗に見えっけど、木に絡みついで腐らせっから好かねんだ〜」

祖母が憎々しげに教えてくれた。

実家の裏の山では祖父が健在な頃は枝打ちをする程度に木を育てていたこともあり、目の前にある海のことに加え、背後に迫る山のことも少々詳しい。

 

山中へ進むと払川ダムが左手に見える。

そこから右手の細い道へ侵入し、とうとう山へ登っていくのである。

山へ至る道は細く険しく湾曲している。

一人で来たら、好き勝手に運転できるが、祖母がいるのでかなり慎重に進んだ。

かなり急勾配な感じがするので「山に登ってる」感じがある。

 

山頂付近ではかなり車が混み合っていた。

と言っても祖母曰く「盛りは過ぎたかな」とのことだ。

駐車場は満杯、道ばたに車を停めたり。

ゆる〜い雰囲気の中、三陸名物なども売っていた。

とりあえず車を停めて、付近を散策する。

祖母を置いて更に歩いて、駐車場から徒歩で行ける頂上まで行くのはやめておいた(私も疲れるし)

 

さすが山なだけあって、羨望は良い。

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頂上からはもっと三陸の地形がわかるだろう。

 

駐車場より下から見上げる山の斜面のツツジ

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燃えるような赤

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株ごとに色味が違うので、祖母とこれとこれはこう違うね、こっちの方が可愛らしい色だ、などと言いながら散策。

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ナゾノクサ

祖母に聞いたらほぼ答えてくれたが全く覚えていない。

できの悪い孫だ。

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道はともかくとして、車で来れるのでご老人には人気な様子だった。

陽気なじいちゃんやばあちゃんから「あそこは眺めいいし座れる」とか「もっとこっち来るとよく見えるよ」など声をかけてもらった。

 

帰りは南三陸ホテル観洋でご飯を食べて帰った。

新鮮な海鮮丼などがかなり出ていた。

それにもかかわらず祖母も私も、普通にエビフライ定食と豚生姜焼き定食を食べた。

ホテル観洋の、北側にある小さめのレストランだと、木があるが志津川の海が一望できた。

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養殖のブイや生簀がみえる。

志津川は銀鮭の養殖を初めて行なったとかなんとか。

ちなみにサーモンの刺身は寄生虫がいないため養殖モノである。

牡鹿半島親潮の北限とかで、そこまでがホタテにとっては海水温が高過ぎないギリギリのラインらしい。

山からの栄養と、親潮黒潮が混ざり合うこの地方は養殖モノのホタテの成長が北海道よりかなり早い。

北海道だと4.5年かかる大きさに2年ほどで追いつくとかなんとか。

なので若いうちに大きくなったホタテが食べられるのだ。

親から聞いたけどうろ覚え。

ワカメも外洋に面したものは少し歯ごたえがあるし、湾内のものは本当に滑らか。

牡蠣も北上川河口、長面湾のものは小粒で実に美味。

三陸の海産物がやっぱり好きです。CMです。

 

本吉や唐桑の、海と花!った感じの雰囲気が大好きだ。

気仙沼方面はツツジ、唐桑は椿を推してるイメージがある。

また、気仙沼周辺は険しい山というより、なだらかな丘陵地帯もあるので、45号線の階上や大谷海岸など、開けたような海も見られるのが好きだ。

次は志津川の小さい島や、気仙沼の大島にも行ってみたい。