そのうち日記

ありきたりなことを書く

凡人の筆【現代の冒険家】

普段、林道とか酷道をワクワクしながら徘徊して冒険気分を味わっている私です。

友達界隈では「樹海を探すな」と言われてます。

そのくせ海外にも行ったことがなく(行きたいと思わない&国内で行きたいところが多い)、フォトジェニックキラキラスポットからも逃げ(こわい)、移動は車(運転が好き)。

目指すはバイクで自己満足的全国B級スポット巡り!酷道険道林道制覇(果てない夢)

 

しかし、こんなん比較にならんくらい、もっと!もっと!世界中を駆け回って自立&冒険している人が現代にいるんです。

 

彼の名は春間豪太郎さん。

5ch掲示板で、自身の冒険譚のスレッドを立ち上げ、書き綴っていました。

私はまとめサイトかなんかで読んでました。

なんかもう惹きつけられて、とても長いんだけど一気に読みました

面白いポイント、伝えきれるかわかりませんがまとめてみました。

 

まず訪れる国の言語や文化を習得すること

海外に行くなら英語か中国語あたりできてなきゃダメなんでしょ?ムリィ!新婚旅行とか観光で海外行く人ってみんな英語できるの?すごい(小並感)

とか思ってたんですけど、海外旅行が趣味の友達からすると、観光するだけならそうでもないようで。

知らんかった…。尻とかOKぐーぐるさんに頼むのか?

春間さんは現地の人とコミュニケーションを取るために、ある程度勉強して習得してから行くようです。

さらにその地で生計まで立ててます

日本と違う言語・文化や雇用形態で、働く交渉を人づてではなく一人でする大変さ。

日本にいた時のキャッチのバイトの交渉術が活かされてるみたいですが、更に現地に行ってから学んだことをどんどん活かしていく過程が読んでて楽しいです。

食に関しては日本人はうるさいと思いますが、飲料水が泥水だろうが果敢に現地の方々の食するものを食べて生きていってます

面白いのはただ観るだけ楽しむだけじゃなくて、衣食住全く違う文化圏で一から生活する様子が記されているからです。

 

旅にはコンセプトがあったりして。

キャラバンとか、遊牧民とか。

キャラバンの仲間は動物!それぞれの個性が光ってて賑やかで楽しそうでした。

しかし、苦楽を共にする中で、悲しい思いや葛藤も生まれます。

その教訓を生かして、つぎの旅までには医療の知識を習得

学ぶことが、冒険のためというか生きるために必要なことに繋がっていくのが痛快です。

 

そんで旅の様子をドローンを用いた写真や動画などで伝えてくれます。

現地で仲良くなった人と、ネットを通して繋がって、かつての仲間の様子を伝えてくれたり。

冒険中でも、PCを使って翻訳などの仕事をして必要資金を調達していました。

この辺りは現代人のなせる技ですね。

 

だいたい観光地としてはあんまり聞かないような発展途上国に訪れています。

先進国みたいに文化が平均化されておらず、濃ゆいところがたくさんあります。

治安や衛生面で不安が多いところはあまり訪れる人がいないのか、全く想像できないので初めて知ることが多いです。

 

文章が「冒険家が語り聞かせるような」語り口調なのが地味に面白い。

 

 

日本にいるときも、海外に行ってからも、やることなすことを糧にするパワフルさ。

猛烈にやりたいことなんだろうな〜ってのが伝わってきます。

誰かの得になるとか、社会のためとか、そんなん全くないのになぜかもっと見たくなる

文章だけなのに、この冒険が同じ時間に世界のどこかで起こってることなんだと思うと、ワクワクします。

 

 

テレビ番組の万全を期して臨む海外ロケとか、旅行好きの安全にオシャレに観光するレクチャー的なブログなどと、また違った唯一無二の面白さがあります。

「サハラに死す」も読みたいな〜。

 

この冒険譚が書籍化されるらしいので今回この記事にしました。

書籍の詳細はこちら↓から

リアルRPG譚

(確か)シンプルだったHPもRPGゲームのドット風にアレンジされてます。

おそらく次の冒険の資金になることでしょう。

期待してポチりました。

本屋さんに置かれるみたいなので是非見てみてください。

 

 

雑記

海外行くってなったら私もちゃんと文化とか民俗学的なこととか学びたい!

難しい問題も絡みますが、国の成り立ちとか宗教とか天候とか…。
アメリカに仕事の研修で行くみたいですが、仕事以外にも面白いこととか日本と違うところ学んできたいな…アメリカ…。

あわよくばマイナーな感じの国に連れてってくれないかな…笑