そのうち日記

ありきたりなことを書く

漫画の話【女帝】

あの、また無料で読んだ漫画の話です。

セレクトが中年世代な件については触れないでください。

読めるもんなら読むわよ。

 

女帝

 

女帝 1

女帝 1

 

OKバブリー!

いえ、バブルの頃の漫画ではありません。

まぁ、絵柄がね…

 

女のプライドをかけ、夜の世界で上り詰めていく物語。

主人公立花彩香は熊本の女子高生。生徒会に属しており、成績優秀、ちょっとエッチな高校三年生☆

母親はスナックを経営しており、母一人子一人。

同じ生徒会で熊本の金持ちの息子、杉野謙一が気になっており、謙一もまた彩香が好き。

それを面白く思わない同じ生徒会の政治家の娘、北條梨奈

物語はこの三人の確執から始まった…。

 

長すぎてトーリーを語りきれないので、人物に関しての突っ込みどころや個人的な感想を書いていこうと思います。

 

※ネタバレ注意

 

彩香

理想的な女性であるなーと思います。

容姿端麗、頭脳明晰で聡明、才色兼備ってやつです。

しかも筋を通すのがいい。

母親の麻里子も真っ直ぐな女性。親に似たんですよ。

火の国の女をなめるんじゃないよ!と啖呵きるのがかっこいい。

熊本出身の方はこの素敵フレーズを是非使ってみてはいかがでしょうか?

金と権力に屈辱を味わわされ、母の守ってきたものを奪われ、夜の世界で国を動かすほどの力を持つ女帝を目指していきます。

とにかく、どんな困難が待ち受けていても頭の良さと信頼で上り詰めていく様がかっこいい。

 

杉野謙一

ヘタレ。

もう一度言います。

ヘタレ。

親や北條梨奈に反抗するも屈服していきます。

まぁ最終的には彩香とも酒を酌み交わすくらいの成長は遂げるんですけど。

何回も作中に出てくるあの「誘ってきたのは立花さんだ!」のシーンが情けなさすぎて。

梨奈はこんな男でいいのか?!って思うんですけどまぁ金と権力に目の絡んだ人生送ってますから…。

 

北條梨奈

この人マジ◯チだろ…。

親の権力と、杉野の金に青春時代から目が眩んで焦点が合うことはありません。

どんな洗脳教育受けてきたんだ。

本人の魅力は皆無です。

痴女るシーンもトラウマものです。

 

伊達直人

ランドセル送ったりマスク被ってリングに登ってた人?違うよね…?

893の方ですが、筋の通った気持ちの良いです。

彩香と結婚するかと思いきや、彩香の生涯信頼できる戦友となります。

後継作の女帝花舞でもたびたび頼りにされています。

こんな友達が欲しいなあ。

 

尾上総理

ネタバレしますが彩香の父親です。

なんだ!結局血統かよ!と思いますが、生活環境に左右されず育ったのは母の麻里子の力ですね。

言っちゃ悪いのですが、これで地位や権力などの皮を被って彩香を笑ってきた奴らを一蹴できますが、そう簡単に同じような人間にならないのが主人公彩香の強さだと思います。

まぁ、政治生命的にいろいろ不利になるってのもありますがね…。

この人も誠心誠意な対応をしてくれますが、うーん。若気の至りでは済まない恋愛活劇があったんでしょうかね。

母麻里子との出会いについても気になります。

 

美樹

夜の世界の彩香の仲間です。

暗い過去と、それをあまり匂わせない明るさ、男に騙されたりしながら生きる女性です。

客に遠回しに「あんまり可愛くない」と言われても、自虐や冗談で笑い飛ばすような女性です。

彩香のスーパーマン(スーパーウーマン)的な立ち回りに比べて割と平凡なので、1つの対比させる存在になります。

一番目のお店では母親的な存在と出会い、二番目のお店で同年代の仲間が出来て良かったなぁと思います。

 

工藤薫

眉毛濃すぎ。

夜の世界で彩香を敵対視し、麗子よろしく自爆します。

時々この人のベッドシーンがありますがキッツイわぁ…

 

ミナミの妖怪美濃村、ベストセラー作家大沢先生ベンチャー企業の社長藤田インテリヤクザ関東代表大翔

彩香の息の長いお客様です。

ある時は命をかけて救うなど、客として以上の対応をしてきた結果彩香の成功に繋がっていきます。

 

進藤との間にできた明日香の物語は「女帝 花舞」にて繰り広げられます。

女帝・彩香の存在を意識しながらも自分も女帝となれるよう足掻くストーリー。

女帝とは違って普通の男の子も出てくるのでこれもまた違った面白さがあります。

彩香みたいに、人生を踏みにじられ貶される場面があまりないぶん、雄々しさはあまりありません。

突っかかる相手には「ふーん。」と軽くあしらっているイメージでした。

後々めんどくさいことを引き起こすんですがね。

 

最初の方の巻の絵は結構癖があり、ストーリーも読むのが悲しくなりますが、徐々に彩香綺麗やん!勧善懲悪!という感じになっていくので、読み進めるとどんどん読みやすくなると思います。

花舞では、歳を重ねた女性が一斉に二重アゴや目尻のシワで表されるという、結構心にくる作品です。